シニアにおすすめのクレジットカード5選
この章では、シニア世代のライフスタイルと不安要素を考慮した、おすすめのクレジットカード5選について紹介します。
シニアにおすすめのクレジットカード5選には主に以下の内容があります。
- シニア限定特典が充実した日常使いに最適なカード
- 旅行好きシニアに特化した交通系優待カード
- ステータス性と安心感を兼ね備えたゴールドカード
- 地域密着型で手厚いサポートが期待できる地方銀行系カード
- 初心者でも安心して使える年会費無料の定番カード
おすすめ(1)イオンカード(G.Gマーク)
普段使うスーパーでお得になるのはないの?
55歳以上のシニア世代には、イオンカード(G.Gマーク)が最もおすすめです。
シニア限定の特典が充実しており、日常の買い物で確実に節約効果を得られるカードです。
このカードの最大の魅力は、毎月15日の「G.G感謝デー」にイオングループで5%オフになる特典で、年会費は永年無料でありながら実用性の高いメリットを享受できます。
月1万円の買い物をイオンで行う場合、G.G感謝デーを利用すれば年間6,000円の節約効果があり、基本ポイント還元率0.5%と合わせると年間約6,600円相当のメリットを享受できます。
WAON機能も一体化されているため、少額決済は電子マネー、高額決済はクレジット機能と使い分けることで安全な支払いが可能です。
イオンシネマでの映画鑑賞が1,100円で利用できる特典もあり、娯楽面でもお得になります。
審査面でも、イオングループの顧客層がシニア世代と重なるため、年金受給者でも比較的通りやすいとされています。
イオン系列店舗をよく利用するシニア世代なら、第一候補として検討すべき一枚です。
おすすめ(2)大人の休日倶楽部カード
旅行が趣味なんだけど、お得になるのはないの?
旅行好きのシニア世代には、大人の休日倶楽部ジパングカードが最適です。
男性65歳以上・女性60歳以上が対象の旅行特化型カードで、JR東日本・北海道の運賃が大幅割引になり、旅行コストを劇的に削減できます。
JR東日本・北海道の普通車指定席・グリーン車・グランクラスが何回でも最大30%割引になる特典があり、退職後の時間的余裕を活用して旅行を楽しむシニア世代にとって非常に価値の高いサービスです。
東京-札幌間の新幹線・特急を利用した場合、通常約26,000円の運賃が30%割引で約18,000円となり、1回の旅行で8,000円の節約になります。
年会費4,285円(税込)を考慮しても、年1回以上の遠距離旅行で元が取れる計算です。
同行する配偶者も同様の割引を受けられるため、夫婦での旅行なら節約効果は倍増します。
びゅう国内旅行商品が5%割引になる特典や、提携ホテルや旅館での優待も充実しており、旅行全体のコストダウンが図れます。
国内旅行を年に数回楽しむシニア世代であれば、年会費を大幅に上回る節約効果が期待できる価値の高いカードです。
おすすめ(3)シニアに人気のゴールドカード
ゴールドカードってどんなものなの?
ある程度の余裕があるシニア世代には、三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめです。
ステータス性と実用性を兼ね備え、充実した付帯サービスで安心感を提供します。
年会費5,500円(年間100万円利用で翌年以降永年無料)と比較的リーズナブルでありながら、空港ラウンジ利用や充実した旅行保険など、ゴールドカードならではの特典が享受できます。
ナンバーレス設計により安全性も高く、セキュリティを重視するシニア世代のニーズにも応えています。
海外旅行傷害保険は最高2,000万円まで補償され、国内旅行傷害保険も最高2,000万円と手厚い内容です。
年間100万円の利用で10,000ポイントのボーナスがあり、月約8.3万円の利用でポイント還元率が実質1.5%相当になります。
空港ラウンジサービスも付帯しているため、旅行時の待ち時間を快適に過ごせます。
SBI証券での投資信託購入でもポイントが貯まるため、資産運用を行うシニア世代にもメリットがあります。
経済的に余裕があり、ステータス性と実用性を求めるシニア世代には最適で、年間100万円以上の利用が見込める場合は翌年以降永年無料になるため、長期的に非常にお得なカードとして活用できます。
おすすめ(4)地方銀行系シニアカード
地域に根ざした生活を送るシニア世代には、長年取引のある地方銀行が発行するクレジットカードがおすすめです。
手厚いサポートと地域特化型の特典が魅力で、長年の取引履歴を考慮した審査が行われるため、シニア世代でも比較的審査に通りやすい傾向があります。
地域の商業施設や観光地での優待サービスが充実しており、その地域で暮らすシニア世代にとって実用性の高い特典が期待できます。
電話サポートも地元密着型で丁寧な対応が期待でき、デジタル操作に不安を感じるシニア世代にも安心です。
地方銀行のシニア向けクレジットカードでは、地元デパートでの割引や、地域の温泉施設・ゴルフ場での優待などが用意されているケースが多くあります。
年会費は1,000円~3,000円程度と比較的安価で、ポイント還元率は0.5%程度が一般的です。
審査面では、住宅ローンや定期預金などの取引実績が考慮される場合が多く、シニア世代に有利な条件となっています。
ただし、具体的なサービス内容は各地方銀行により大きく異なるため、詳細は各銀行の公式サイトで確認する必要があります。
長年同じ地方銀行と取引を続けているシニア世代は、地域密着型の特典と手厚いサポートにより、安心してクレジットカードライフを始められる可能性が高く、まずは銀行の窓口で相談してみることをおすすめします。
おすすめ(5)年会費無料の定番カード
クレジットカード初心者のシニア世代には、楽天カードが最もおすすめです。
年会費永年無料で審査も柔軟、ポイント制度もわかりやすく、安心して始められるカードです。
楽天カードは年会費永年無料でありながら基本還元率1%と高く、審査も比較的柔軟なことで知られています。
80代での審査通過実績も報告されており、年金受給者でも安心して申し込めます。
楽天市場での買い物では最大3%のポイント還元があり、お孫さんへのプレゼント購入などでもお得になります。
楽天ポイントは街中の多くの加盟店で利用できるため、ポイントの使い道に困ることがありません。
月5万円の支出を楽天カードで決済した場合、年間6,000ポイントが貯まり、楽天市場での買い物が月1万円ある場合は、さらに年間2,400ポイントが上乗せされ、合計8,400ポイント相当の節約効果が得られます。
楽天カードアプリは比較的使いやすく設計されており、利用明細の確認も簡単です。
不正利用に対する補償も充実しており、届出日から60日前までの損害が補償されるため、安心して利用できます。
サポート体制も充実しており、利用者数が多いため、よくある質問への回答も豊富に用意されています。
年会費無料で経済的負担がなく、ポイント制度もシンプルでわかりやすいため、クレジットカードライフの第一歩として自信を持っておすすめできます。
シニアのクレジットカード申し込み手順
この章では、シニア世代がクレジットカードを申し込む際の具体的な手順について紹介します。
シニアのクレジットカード申し込み手順には主に以下の内容があります。
- 申し込みに必要な書類の種類と準備方法
- シニア世代特有の審査基準と通過のための注意点
- オンライン・郵送・店頭申し込みの選択肢と特徴
- カード受取後の安全な初期設定と利用開始の流れ
手順(1)必要な書類を準備する
シニア世代のクレジットカード申し込みには、本人確認書類と収入証明書類の準備が必要で、年金受給者の場合は年金証書や振込通知書も有効な収入証明となります。
本人確認書類として、運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、パスポートなどが利用できます。
収入証明書類では、年金受給者の場合は年金証書、年金振込通知書、年金支払通知書が有効で、現役世代の給与明細とは異なる点に注意が必要です。
パート収入がある場合は給与明細書や源泉徴収票も併せて準備し、年金収入と合算して申告することで審査に有利になります。
住所が記載された公共料金の領収書も補助書類として必要な場合があるため、事前に用意しておくと安心です。
イオンカードでは本人の収入がゼロでも生計を共にする家族の収入を考慮してくれるため、配偶者の収入証明書も準備しておくと有利です。
申し込み前に各カード会社の公式サイトで必要書類を確認し、年金関連書類を中心に準備を進めることで、スムーズな審査が期待できます。
書類の有効期限も確認し、期限切れの場合は事前に更新しておくことが重要です。
手順(2)審査基準と注意点を把握する
シニア世代の審査では年金も安定収入として認められるため、年齢を理由に諦める必要はありませんが、キャッシング枠は0円に設定し、正確な情報申告を心がけることが審査通過の鍵となります。
多くのシニア世代が「年齢が高いと審査に通らない」と誤解していますが、実際にはほとんどのクレジットカードに年齢上限はなく、年金も安定継続した収入として評価されます。
審査に有利な条件として、キャッシング枠を0円に設定、年金とパート収入を合算して申告、一度に1枚のカードのみ申し込むことが挙げられます。
三井住友カード(NL)、イオンカードセレクト、楽天カードなどは申込フォームに「年金受給者」の職業選択肢があり、シニア世代の申し込みを想定しています。
長年取引のある銀行系カードは取引履歴が考慮されるため、審査に有利になる可能性があります。
一方、年収を水増しして申告したり、短期間に複数のカードに申し込んだりすると、信用情報機関でのチェックにより審査で不利になります。
シニア世代は年齢や年金受給を不利な条件と考えず、適切な申告と申し込み方法により審査通過の可能性を最大化できます。
手順(3)申し込み方法を選択する
シニア世代には、デジタル操作に不安がある場合は郵送申し込み、サポートを重視する場合は店頭申し込み、手軽さを求める場合はオンライン申し込みがそれぞれ適しています。
オンライン申し込みは24時間受付で最短即日審査が可能ですが、スマートフォンやパソコンでの入力作業が必要になります。
郵送申し込みは書面での手続きのため理解しやすく、記入間違いを修正しやすいメリットがありますが、審査結果まで1-2週間かかります。
店頭申し込みではスタッフの丁寧な説明を受けながら手続きでき、疑問点をその場で解消できますが、営業時間内に来店する必要があります。
イオンカードなら店舗での即日発行も可能で、その日のうちにカードを受け取れる場合もあります。
申し込み方法により審査期間や手続きの複雑さも異なるため、自分のデジタルスキルと希望するサポートレベルを考慮することが重要です。
不安がある場合は店頭申し込みから始めて、慣れてきたら次回はオンライン申し込みに挑戦するという段階的なアプローチも有効で、最も安心して手続きできる方法を選択することで、成功の可能性が高まります。
手順(4)カードの受取と初期設定を行う
カード受取後は、署名欄への記入、暗証番号の確認、利用通知サービスの設定、家族への緊急連絡先の共有を優先的に行うことで、安全にクレジットカードライフを開始できます。
カード受取後の手順として、まずカード裏面の署名欄にボールペンで記入し、同封の書類で暗証番号を確認します。
その後、スマートフォンアプリをダウンロードして利用通知サービスを設定し、万が一の不正利用を早期発見できる体制を整えます。
三井住友カード(NL)なら「Vpass」アプリ、楽天カードなら「楽天カード」アプリを利用し、リアルタイムで利用状況を確認できるようになります。
家族にはカード会社の緊急連絡先を共有し、紛失時の対応手順を説明しておくことで、万が一の際にも迅速な対応が可能になります。
特に重要なのは、リボ払いの自動設定がないかを必ず確認し、設定されている場合は解除することです。
これにより、意図しない高額な手数料を避けることができます。
カード受取後は焦らず一つずつ設定を行い、不明な点があれば遠慮なくカード会社に電話で確認することが重要で、初期設定を適切に行うことで安全かつ便利なクレジットカードライフを送ることができます。
まとめ
本記事では、シニア世代がクレジットカードを持つ際の審査、セキュリティ、管理といった不安を解消するための選び方を解説しました。
重要なのは、年会費やポイント還元率だけでなく、ご自身の趣味や生活に合った特典・保険・サポート体制が整っているかを見極めることです。
ご紹介したおすすめのカード情報も参考に、あなたの生活をより豊かで便利にする最適な一枚を見つけてください。
安心できるカードを一枚持つことで、キャッシュレス決済の利便性を実感できるはずです。
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