シニアの皆さま、いつも健康管理お疲れさまです。
今回は、2025年8月から変わる医療保険証の仕組みについて、皆さまの不安を解消するための大切なお知らせがあります。
現在お持ちの紙の保険証は、2025年7月31日に有効期限を迎えます
長年親しんでこられた「後期高齢者医療被保険者証」、いわゆる“紙の保険証”は、記載されている有効期限である2025年7月31日をもって、一斉に満了となります。
2025年8月1日以降は、新しい紙の保険証は発行されず、マイナンバーカードを健康保険証として利用する「マイナ保険証」を基本とする仕組みに変わります。
「急に言われても困る」「手続きが難しそう」と感じる方も多いことでしょう。
実際、まだ多くの方がマイナ保険証の利用登録を済ませていない状況ですが、ご安心ください。
マイナ保険証がなくても大丈夫!無料で届く「資格確認書」があります
マイナ保険証、まだ何も手続きしていないんだけど・・・
マイナンバーカードをお持ちでない方や、持っていても保険証として利用登録していない方のために申請しなくても、無料で「資格確認書」という証明書がご自宅に届きます。
この「資格確認書」を医療機関の窓口に提示すれば、これまで通り、きちんと保険診療を受けることができますので、心配はいりません。
【資格確認書はどんな方に届くの?】 後期高齢者医療制度に加入されている方(75歳以上の方など)には、マイナ保険証の利用登録をしているかどうかにかかわらず、当面の間、全員に「資格確認書」が送られてきます。
また、この資格確認書の有効期限は原則として1年間で、対象となる方には毎年新しいものが自動的に送られてくる予定です。
知っておくと便利!「マイナ保険証」の3つのいいところ
もちろん、マイナンバーカードを保険証として利用登録することには、便利な点もあります。
- お薬手帳いらずで安心 過去に処方されたお薬の情報を、医師や薬剤師が正確に確認できるため、飲み合わせの悪い薬や重複した薬の処方を防ぐことができます。
- 高額な医療費の支払いが一時的に不要に これまで必要だった「限度額適用認定証」の手続きをしなくても、医療機関の窓口での支払いが自動的に自己負担限度額までになります。一時的な立て替えの負担がなくなります。
- 確定申告の医療費控除が簡単に マイナポータルを使えば、1年間の医療費情報をまとめて確認できるため、領収書を集めて計算する手間が省け、確定申告が楽になります。
ご家族の皆さまへ
お父様、お母様、おじいさま、おばあさまが「よく分からない」と不安に感じていらっしゃる場合は、ぜひ一緒にこの内容を確認してあげてください。
ポイントは以下の2点です。
- お薬の確認や高額療養費制度の利用を便利にしたい場合は、マイナンバーカードの保険証利用登録が必要です。
- これまで通り保険診療を受けるだけであれば、ご自宅に「資格確認書」が自動的に届くので、特別な手続きは基本的に不要です。
まとめ
2025年8月1日を迎え、健康保険証の仕組みが新しくなりました。
お手元に「資格確認書」が届いているかと思いますが、そのカードがあれば、これまでと全く同じように保険診療を受けられますので、まずはご安心ください。
今後もこの「資格確認書」を保険証としてお使いいただけます。
もし、お薬の管理や医療費の手続きをより便利にしたいとお考えの場合は、マイナンバーカードの保険証利用も便利な選択肢となります。
大切なのは、ご自身の状況に合わせて、慌てずに安心して医療機関にかかることです。